オタクの部屋

漫画とアニメとゲームの日記 月1くらいで書きたいです

【感想】Summer Pockets

夏の終わりに。

 

 

 

サマーポケッツ(サマポケ)やりました

 

 

 

key.visualarts.gr.jp

 

Summer Pockets 初回限定版

Summer Pockets 初回限定版

 

 

 

目次

 

 

 

 

前置き

 

 

 数年ぶりのkey作品。

rewrite以前は鍵っ子だったのでそれなりにハードルを上げてプレイしました。

 故に感想は辛口ですが、素直な感想をはじめに述べておくと、とても楽しかったです。
久しぶりにこんなに一気にギャルゲやりました(スタートからオールクリアまで二日)

 

 

 

 攻略順

 

私の攻略順
紬→鴎→蒼→しろは→グランドフィナーレ

 

おすすめ攻略順1
しろは→(紬 or 鴎)→蒼→グランドフィナーレ

 

おすすめ攻略順2
(紬 or  鴎)→蒼→しろは→グランドフィナーレ

 

しろは最初のがいいかも
私は歴代keyを意識したので、最後にしろはをまわしましたが
最初にしろはをやるほうが全体を楽しめるかも

 

 

感想

 

 

  • 総評 微妙
  • クリア時間  28.5時間
  • グラフィック 10/10
  • シナリオ   5/10
  • 音楽     6/10
  • システム            10/10

 

 

 

 

ここからネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.グラフィック

 

 めちゃくちゃ綺麗でビックリしました。

 背景細かい、キャラがみんなかわいい。
(私の知ってるkeyじゃない……)


 キャラデザ、本当に素晴らしいのですが、蒼としろはが並んでいるときの別ゲー感が強く、統一して欲しいなというのは感じました

 

 

 

 

 

 

2.シナリオ

 

単純にボリューム不足

 

 

掘り下げていきます

 

 

 個別ルート

全体を通してテキスト不足

フルプライスで出すのなら、しっかりと作ってほしい。 

 

 

紬ルート

 

 ヒロインは幸せになれた、目標を達成することができたとは言え結局救えなかった。

 また、ツムギ(本人)をせっかく出したのに、それを活かしきれていないのが残念。

 

 

 

鴎ルート

 

 ここでも同様に、夢を叶えることができたが、結局鴎を救えていない。

鴎がめちゃくちゃ好きだからとても悔しい……後味が悪かったです。

 

見方を変えると、結局ハイリは好きな女の子が死んだことで病み、一人海へと後追いしているようにも見えました。私でもたぶんそうする

 

 

 

蒼ルート

 

 無理やりハッピーエンドにしているようで違和感を覚えました。

 

 今作は島で過ごす夏休みの話しか語られておらず、作品のシナリオ自体も籠に閉じ込められており、プレイヤーの観点をもが、うみちゃんの時の網み人としての話に帰結するようにできている。

 

 この点においては、意図的に作られているという意味では評価できるのですが、

せっかく広げた風呂敷を上手に畳まないのは正直もったいないなと思いました。

 

 

七影蝶からの記憶で、ツムギの交際相手の灯台の男の記憶などがしっかりとあるのは、まあまあちゃんと描いてくれているな、といったところ。

 

 

 

 

しろはルート

 

 しろはルートはグランドフィナーレに向けての伏線を残す必要のあったルートであるため、単体では多く語れないですが

 

「夏に出会って、そして、恋をして終わる」

 

 ただそれだけでいえば、とても綺麗に描かれていてかなり好きなエピソードです。


唯一主人公のハイリの過去に、しっかりと触れるルートですね

 

 

のみきを攻略させろ

 

 

 

アルカ、ポケッツ

 

 OPのしろはとの2ショットの写真や、
1,2周目、3周目、4周目。

それらのどれにおいてもうみちゃんは、バイク(カブ)の後部座席に乗せて大喜びしているシーン、

 


お風呂が壊れたことで銭湯にいく場面では、決まってしろはとうみちゃんを間違えること。


島に来て一番初めに出会った女の子がしろはで、あのタイミングで、プールで出会うことなど。


そしてちゃーはん。


そのあたりのシナリオプロットは流石のひとこと。

 

花火のシーンが今作で一番うるっときました。泣いてはないですが。

 

 

 

主人子ハイリがどんどん空気になっていくことは、問題のひとつだと思います。

 

先述した通り、
このゲームは島で過ごす夏休みのことしか描かれていないため(おそらく意図的に)、
しろはと結婚した前後の話や、うみちゃんとの生活の話、


(確か)しろはルートにて少し語られた、

ハイリにとどめを刺した親父さんの一言

「全部お前のせいだな」

に対する、その後の家族との話などは、一切語られることがなかったのは非常にもったいない。

 

このあたりがしっかりと描かれていたら、もう少しくらいは感情移入できて、
ハイリが空気になることはなかったのでは。

 

 

 

ポケッツでは、しろはのママについて少し触れられますが


しろはのママに関する描写が少なすぎて、

「あぁ、娘おもいなのか。」

程度の感想しかでてこない……

 

 

 

 

別の作品を例えに出すのはズルいが

CLANNADは他のキャラのルートも光を集めるためにクリアする必要があることで、

全てがグランドフィナーレに繋がっていた。

 

 

リトバスは個別は決して面白いエピソードばかりではないが、

グランドフィナーレによって全てを綺麗に完結できている。

 

 

サマポケは結局のところ、しろはとうみちゃんのお話だけで完結できてしまうのがもったいないと思いました。

 

 

また、歴代keyと比較して

ギャグが弱いなと。

 

(21) とか、筋肉エンドだとか
それこそ有名な便座カバーとか
そういったある意味衝撃的なギャグも、keyの味のひとつだと思っているので少し残念に感じました。

 

 

のみきを攻略させろ

 

 

境子さんについて苗字が変わっていることなど、

チラつかせているにもかかわらず深く語られなかったのは
すべてを知っている観測者側のキャラクターであるためだと思ってます。

 

 

シナリオに関して悪く言えば劣化版歴代key

 

 

 

 

 

3.音楽

 

いくつか気に入る曲がありました。

 

 

Sea, You & Me 

Sea, You & Me

Sea, You & Me

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

Sea, You Next

Sea, You Next

Sea, You Next

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

Sea, Your Memory

Sea, Your Memory

Sea, Your Memory

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

ポケットをふくらませて

ポケットをふくらませて

ポケットをふくらませて

  • rionos
  • アニメ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

  

 

 

というか、 だーまえ作曲のものはやっぱり頭が抜けていて
私はKeyが好きなんじゃなくてだーまえの作る作品が好きなんだなと認識させられました。

 

 


それ以外だと

 

 

Lasting Moment

Lasting Moment

Lasting Moment

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

やはり音楽の力は偉大、絶大。

 

 

 

 

4.システム

 

ものすごく快適にプレイできました。

 

これまでやってきたPCノベルゲームのなかでは、

ゆずソフトの作品がシステム周りは最も優れていると思っていましたが、
流石に2018年の最新作といったところ。

 

もしかして最近のゲームって、システムは全部このレベルなんですかね……(老害感)

 

 

 

 

 

まとめ

 

正直、すべてにおいてもったいない作品だなというのが改めて感想を書いてみて思うことです。

 

もう少し丁寧に細かく作られていたらで神ゲーになれた良作というか……

 

アニメとゲームを同列に扱うのはどうかというのはさておき、

シナリオに関していえば最近のkeyはしばしば雑。

 

AB!然り、シャーロット然り、プロットはおおよそ完璧なのに本当にもったいないなと……

 

 

 

 

いちゃもんばかりつけていますが、ゲームとしてははじめに書いた通り楽しんでプレイできたため、

 

作ってくれてありがとうございました。

 

というのが本音。

 

 

 

 

 

 

おわり

2019/09/18

 

 

 

 

~2019/12/07 追記~

 

 

サマポケRB

 

key.visualarts.gr.jp

 

 

 

Summer Pockets REFLECTION BLUE (サマーポケッツリフレクションブルー)
発表!!!!!!

 

 

 

 

来年(2020年)夏に発売予定とのこと!
ソースはkeyのYouTube公式チャンネルにて↓

youtu.be

 

 

 

リトバス→エクスタシー の流れですね。

 

 

思うこと


 作品発表時点で個人的に思ったことがいくつかあるため、箇条書きでメモ程度に書かせていただくと

 

・灯篭流しのプロットがあるなら最初からいれとこうよ…

 

・のみきが夜でも島を見ている設定は無印からあったんだから、ヒロイン云々はともかくとしてもこれも最初から入れとけよ…(やったーー!!!のみき攻略できる!!!やった!!!)

 

 

・うみちゃん誕生後の生活風景や、うみちゃんが落ちた前後のハイリ含む周囲の心境などの描写を追加してほしいなぁ。


 動画内だと、ツンツンうみちゃんの追加だと言っていたから、前述のようなシナリオになる可能性は低い。残念。

1→2周目でうみちゃんの知能レベルに変化をつけるのかな…?

 

 

・ハイリの両親(特に父親)に失望されたことからの、信用の取返しのエピソードとか無印に入れるべきだったでしょ…

 しかしながらこれをやると、問題点が少なくとも二つある。


一つ目は父親との和解という意味合いで、CLANNAD二世になるというのは否めないこと。

 

二つ目は、作品テーマの「夏休み」を逸脱する。


だからハイリの親とのシナリオは、蛇足になるといえば蛇足なんだけれども、

でもやっぱり、綺麗に伏線回収してほしいかなぁ

 

 

 

・無印時点でシナリオ不足は確かなもの(クリア時間28.5時間)だったのだから、初めから日常パートを限界まで詰め込んでおこうよ…

 

・ネタエンド追加、優秀。

 

 

・新キャラ出す前にやること(前述したようなこと)が山ほどあるでしょ!!!

 

 

それと、

 

 

・ヘブバン(以下リンク、だーまえシナリオの新作スマホゲーRPG)から、だーまえをサマポケに引っ張り出してこいよ!

heaven-burns-red.com

 

 



 などなど、思うところはたくさんあるんですけども

 

 卓球が強化される(ダブルスの追加など)ならば、まぁ最悪の場合、卓球ゲームとして遊べるかな…?


なんて思ったりもしてます。

 

 

 AB!の件があるから正直な意見としては、「100%信じて期待して待ってます!!!」
とは、言えないけれど…。

 

 やっぱり人が一生懸命作ってくれる作品ですからこちらも魂を持ってして全力でプレイする次第であります。(要約:買うわ。)

 

 

 

 

~~追記終わり~~